セクション6:VPC
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VPCの概要②
IPアドレスは3桁(0~255)✕4つの組み合わせで、各桁が8つのバイナリ値の集合を表す。
サブネットマスクはIPアドレス表記の後ろに/数値でくっついている。
【表記方法】
10.0.0.255/24
VPCとの接続
VPCとのオンプレミス接続
Direct Connect
お客様のデータセンターやオフィスを専用線などを介してAWSへプライベートに接続するサービス。
【Direct connect のメリット 】
Direct Connect ロケーションに物理的に自社オンプレ環境を接続することでAWS環境との専用線接続を実現する。
Direct Connect gateway
Direct Connect gatewayにより、同一アカウントに所属する複数リージョンの複数AZから複数リージョンの複数VPCに接続。
VPNとのDirect Connect
VPNの方が安く素早く利用できるが、信頼性や品質は専用線が勝る。
VPCエンドポイント
VPCエンドポイントはグローバルIPを持つAWSサービスに対して、 VPC内から直接アクセスするための出口。
Gateway型はサブネットに特殊なルーティングを設定し、VPC内部から直接外のサービスと通信する。
【特徴】
- アクセス制御:エンドポイントポリシーを設定
- 料金:無料
- 冗長性: AWS側が対応
PrivateLink型はサブネットにエンドポイント用のプライベートIPアドレスを生成し、 DNSが名前解決でルーティングする。
【特徴】
- アクセス制御:セキュリティグループを設定
- 料金:有料
- 冗長性:マルチAZ設計
NATゲートウェイ
NATゲートウェイによりプライベートサブネットのリソースがインターネットまたは AWSクラウドと通信が可能になる。
【特徴】
VPC Flow logs
VPC Flow Logsはネットワークトラフィックを取得しCloudWatchでモニタリングできるようにする機能。
- ネットワークインタフェースを送信元 / 送信先とするトラフィックが対象。
- セキュリティグループとネットワークACLのルールでaccepted/rejectされたトラフィックログを取得。
- キャプチャウインドウと言われる時間枠約10 分間で収集・プロセッシング・保存する
- RDS 、Redshift 、ElasticCache 、WorkSpacesのネットワークインタフェーストラフィックも取得可能。
- 追加料金はなし。
VPCの設定上限
VPCの各種設定においては上限数があるため、大規模に利用する場合は考慮する必要がある。
VPCを分割するケース
アプリサービスや組織構成などの用途に応じてVPCを分割する。
- アプリケーションによる分割。
- 監査のスコープによる分割。
- リスクレベルによる分割。
- 本番/検証/開発フェーズによる分割。
- 部署による分割共通サービスの切り出し。
VPC Peering
VPC peering により2つのVPC間でのトラフィックルーティングが可能。